醤油情報
備前焼大甕調熟
 日本六古窯の中でも、最も古く一千年の歴史を持つ備前焼は「水が腐らない、生け花が長持ちする、酒が芳醇になる」等と民間伝承の科学として言い伝えられてきました。特に豊臣秀吉は茶の湯の味を柔らかくするとして備前焼の茶器を愛用したといわれています。
 こうして備前焼の隠れた力(セラミック効果)に着目し、生まれたのがキミセ独自の「備前焼大甕調熟」。現代備前焼の代表的作家の一人である森陶岳先生の大がめの中でじっくりと調熟させた醤油は、良質の自然素材の味が生き、よりまろやかで、コクのあるこだわりの逸品です。
 さらに相乗効果を高めるため、美しい調べを振動に換えて伝える独自の方法(ボディソニック方式)にも取り組んでおります。かめと音とのハーモニーが醸し出す色・味・香りの芸術をお愉しみ下さい。
キミセの歴史と味
 慶応二年、材木商としてのれんをあげたキミセ。社名の由来は「木の店」からきており、明治十七年に醤油業に転向。
 以来、瀬戸内の温暖な気候を活かし土地柄や伝統を重んじながら、天然素材にこだわり、吟味を重ねてまいりました。
 時代のニーズに合わせた紙パック化やキミセ独自の製法で、原料の持ち味を一層引き立たせた、美味しく、そして健康的な商品をお届けしております。
キミセ醤油の自然へのこだわり
 現在では、遺伝子組換え大豆等の食品が大きなシェアを占めるようになってきており、その勢いは留まることを知りません。遺伝子組替え食品は安全性の面から、様々な議論が巻き起こっています。
 このような環境の中で当社では、安全性の面から全ての素材に自然のもののみを使用しています。自然の素材が手に入りにくくなっているため、当社では契約農家から素材を仕入れ、今後とも安全な醤油作りを続けて行きます。
キミセ醤油の製法へのこだわり
 醤油造りは素材や環境,気候や風土に左右される,とてもデリケートな作業です。
 キミセは,温暖な瀬戸内の気候を生かし,十分に技を磨いたうえ, 土地柄や伝統を重んじ,素材に,味に吟味を重ね続けました。
 キミセ醤油は慶應2年、材木屋として創業しました。
 その後、明治17年に醤油業に転業,“木の店”にちなんで「キミセ」を商標としました。キミセの「美味しくて体に良いものをお客様にお安くお届けしたい」の信念を貫き, 以後百十余年に亘り、この岡山の地で醤油作りに邁進しています。近年では備前焼の大甕で醤油を調熟する製法を取り入れたり、 古来からの良質の素材「五穀」を採用するなど『古くて新しいもの』にも目を向けています。


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